進学は、子どもの成長や将来に大きく影響することなので、悩みが尽きません。
実際、わが家が小規模特認校を進学先に選んだときも、子どもがうまくやっていけるかとか、自分の仕事、送迎のことなど、いろいろと悩んだ上で決断しました。
悩んだ点や、小規模特認校を進学先に選んだ理由をブログに残すことで、私自身もこの決断をした気持ちを思い出すことができますし、ご覧いただいた方のヒントになれば、なお一層うれしいです。
地元に進学することの不安
小規模特認校を進学先に選んだ理由のひとつに、子どもが地元で進学することに、不安があったからです。
1つ目の不安は、家からの距離。
今の家を建てたのは、上の子が3歳の時でした。
駅には歩いていける距離で、ハザードマップなどを参考に、安心して暮らせる場所を選びました。
地元の小学校へも、通学路を実際に歩いて確認し、大人の足で20分。
私自身、山間の家で育ち、小学校まではバスで通学していたので、子どもについても当初は、「まあ、通えるだろう。」と楽観的に捉えていました。
しかし、上の子が年長になり、通学について具体的にイメージすると、思っていた以上に歩くのが遅い。
子どもの歩くスピードから速度を考えると、学校まで30分以上かかることは間違いなく、車通りの多い道もあることから、一気に不安になってきました。
2つ目の不安は、教育環境の問題です。
地元の小学校は穏やかな校風で、通っている子によると、「可もなく不可もない」学校だそうです。
他の学校では、不良により学校が破壊されているところもあるので、その評判はむしろ好ましく、荒れていないだけでラッキーともいえます。
しかし近年、わが家周近辺の人口は急速に増えており、中学校に上がると教室や教員が足りなくなるという噂が聞かれるようになりました。
実際、同じ中学校に進学する、他の小学校は、人口爆発により、すでに生徒が溢れているようです。
大人数に揉まれて成長する面もあると思いますが、おそらく私の子どもには合わない。
どうしたものかと考えていたとき、近所の子が同じ市内にある、小規模特認校に通っている話を聞いたのでした。
小規模特認校の魅力
小規模特認校とは、
・小規模な学校の特色を生かした教育を受けられる
・通学区域に関係なく、当該市町村内のどこからでも就学ができる学校のことです。
ご近所さんの話では、同じ市内の小規模特認校は、
・学校のそばに山や川があり、授業の中で自然と触れ合う機会がある
・少人数の学校で、学年を越えて仲良くなれる
といった、魅力があるとのことでした。
私も子どもの頃は、山で秘密基地を作ったり、川で魚を釣ったりと自然いっぱいの中で育ってきたので、のびのび自然と触れ合いながら成長できる環境があればいいなと思っていました。
また、少人数で学校生活を送れるのであれば、教員と子どもが接する機会が多くなり、丁寧な教育を受けられるかもしれません。
しかし、実態は見てみないと分からない。
そんなわけで、市の広報に載っていた学校説明会に参加することを決めたのでした。